路線バス小史

218.元住吉営業所

第1版, 作成:2018/12/26, 更新:2018/12/26


 川崎鶴見臨港バスは、1960年4月1日から1972年8月25日まで、元住吉に元住吉営業所を持っていました。場所は川崎市中原区木月4-31になります。営業所が短命に終わったのは、この付近の路線について、慢性的な渋滞のために利用客離れが進んだからとのことです。

 営業所廃止後、跡地にボウリング場が建設され、翌1973年5月10日にリンコーボウルとして営業を開始しました。当時のボウリングブームに乗ったものと思われます。しかし、それから程なくブームは過ぎ去り、翌1974年8月15日にリンコーボウルは閉鎖となりました。

 リンコーボウル廃止後、建物はRBビルと名前を変え、翌1975年3月5日に日本楽器製造(株)(現在のヤマハ(株))に賃貸を開始しました。そして、音楽学校であるネム音楽院(1983年にヤマハ音楽院に改称)がここに移りました。その後しばらくは安定していましたが、2010年頃(正確な年が不明)にヤマハ音楽院は目黒に移転(統合?)して、こちらは閉鎖。跡地は再々開発され、「リンコー日吉ビル」というマンションができました。また、同ビルの北側にヤマハ音楽教室である「ヤマハ日吉センター」ができました。

 ということで、最初の段落以外、バスとほとんど関係ない話になりましたが、。

図218-1 臨港バス元住吉営業所ができる前(1959年5月)
出典:KT592YZ-A20C-4446(1959年5月),
国土地理院ホームページ(筆者が図を加工)


図218-2 臨港バス元住吉営業所(1963年6月)
出典:MKT636-C17-9(1963年6月),
国土地理院ホームページ(筆者が図を加工)


図218-3 臨港バス元住吉営業所(1966年7月)
出典:MKT666X-C11-10(1966年7月),
国土地理院ホームページ(筆者が図を加工)


図218-4 臨港バス元住吉営業所(1971年4月)
出典:MKT712X-C11-3(1971年4月),
国土地理院ホームページ(筆者が図を加工)


図218-5 リンコーボウル跡(1975年1月)
出典:CKT7415-C40-24(1975年1月),
国土地理院ホームページ(筆者が図を加工)



履歴
日付内容
12018/12/26公開

Naoki mimomi Aihara