第1版, 作成：2017/11/14, 更新：2017/11/14

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　今回は西武バスの西武秋津団地停留所についてです。停留所名になっている「団地」は、所沢駅の東側の所沢市上安松にあるのに、東村山市の地名の「秋津」を名乗っているところです。もっとも、秋津駅からも歩いて20分くらいで行けます。また、集合住宅ではなく、一軒家が並んでいます。リンクは貼りませんが、「我がまち西武秋津団地」というWebサイトもありますので、必要に応じてご参照ください。

　さて、「毎日がレビュー」というWebサイトの「今は無き西武秋津団地バス停 (Photosmart 3210aのテストも兼ねて)」というページで知ったのですが、現在の西武秋津団地停留所は小金井街道上の途中停留所だけですが、かつては清瀬駅北口からの折返便があり、折返場もありました。

　その折返場の場所は、現在の埼玉西部消防局東消防署の少し南になります。図195-1に1979年11月14日の、図195-2に1979年11月20日のこのあたりの様子を示します。この2枚の写真、撮影日が6日間しか離れていませんが、図195-2の丸で囲ったところの右下にバスが確認できます（これが西武バスとは限らないというツッコミはさておいて。）。このバスがあるところは公道で、（これが西武バスならば）もう少しだけ西側に進んで北側に右折して折返場に入ります。

　写真をよく見ると、この折返場、よくある四角形のだだっ広い敷地ではなく、右下部はバスが入れず、ロータリーというか、L字型になっています。バス乗り場は北側になります。

　さて、西武秋津団地が入居開始したのは1968年ですが、上の「我がまち西武秋津団地」に示された当時のパンフレットでは、この折返場は無く、今と同じく小金井街道条の停留所だけが描かれています。しかし、清瀬駅北口～西武秋津団地の折返便がいつ新設されたかはよくわかりません。ちなみに図195-3に1975年1月12日時点の同じ場所を示しますが、敷地内に乗用車が2台停まっており、折返場っぽくありません（何の証拠にもなっていませんが）。

　折返便が廃止になったのは、1982年～1984年の間です。これは、東京都内乗合バス・ルート案内の1982年版と1984年版の比較によりわかります。図195-4に1984年10月当時の空中写真を示します。

　最後に、2017年11月11日に現地で撮影した写真を3枚示します。図195-5は南東側の角から、図195-6は南西側の角から、図196-7は北東の角から撮影しています。上記の「毎日がレビュー」には当時の折返場の写真が載っていますが、図195-6はそれとほぼ同じアングルから撮影しています。

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Naoki mimomi Aihara

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