このコーナーは何か？

　普段から空中写真を見ているのですが、古い空中写真を見ると、当然古い駅、古いバスの車庫、古いバスの折り返し場などが見つかり、結構楽しんでいます。そこで、いろいろな場所の空中写真を示し、バスに関する情報を断片的にでも示せないかと考えていました。

　作業としては、次節に示す国土交通省撮影の空中写真に、昔あったバス路線と現行路線を線で示し、気の付いたところについて説明をしています。図の描画にはInkscapeを使っています。

　このコーナーでは「質より量」を先行させており、説明があまり丁寧でありません。例えば「西御門」とあったら、「にしみかど」と読めて、「あー、佐倉市の南部にあって、ちばグリーンバスの路線の終点ね。」くらいまでわからないと、ちょっと読むのが厳しいかもしれません。また、本来は図示した方がわかりやすいところを文章で説明したりしているところもあります。

　また、バス事業者名等の固有名詞については、特に必要のない限りやや雑な書き方になっています。例えば、昔は京成電鉄が自社でバスを運行していましたが、それについて書く場合も、「京成電鉄」ではなく、通称の「京成バス」と書いたりしています。従って、ここの記事を転載等する場合は、必要に応じて、執筆者が固有名詞が正しいかをチェックしなければならないことがあります。つまり、このコーナーの各記事は「お遊び」にすぎないことに留意した方がいいでしょう。

　このコーナーは、各ページ毎にリリース番号（Rel.）を振っています。ただし、リリース番号を更新するのは、原則として、本文に変更が生じた場合、または、挿入図を大きく変更した場合のみです。ページの見映え等、伝えようとする内容に関係のない場合は、リリース番号が変わらずに上書きされます。

使用する空中写真について

　このコーナーを始めた2009年5月当時、「国土情報ウェブマッピングシステム」というサイトの中に「カラー空中写真閲覧」というコーナーがあり、およそ4000ピクセル×4000ピクセルの大きさで空中写真のJPEGファイルが公開されていました。また、そこで掲載された写真について、出典を明示すれば、使用できるとのことでした。このサイトの空中写真は1974年度（昭和49年度）から1989年度（平成元年度）に限られていましたが、とりあえずその期間内の出来事の説明をすることにしました。このコーナーの記事番号No.130までは上記サイトから空中写真を取得しております。

　その後、上記の国土情報ウェブマッピングシステムにおけるカラー空中写真閲覧のコーナーは2014年3月で終了となり、現在は、国土交通省国土政策局による「航空写真画像情報所在検索・案内システム」や国土地理院による「地図・空中写真閲覧サービス」等が利用できるようになっています。後者が国土地理院の空中写真をダウンロードできるサイトです。この「地図・空中写真閲覧サービス」においてダウンロードできる写真は、ダウンロード時に以下のメッセージが出ます。

　従って、若干表現が曖昧な気もしますが、とりあえずこのサイトに変わってからも出典を明示して公開できるということかと思われます。

　「地図・空中写真閲覧サービス」でダウンロードできる空中写真は、従前あった「国土情報ウェブマッピングシステム/カラー空中写真閲覧」と同程度のサイズです。おそらく同じものと思われます。しかし、「地図・空中写真閲覧サービス」では、公開している写真の年度の期間が大幅に広がりました。戦前もありますし、最も新しいものは2013年（2012年度）です。要するに、市販の空中写真より解像度が低いものの、「ある限りの全期間」について、空中写真がダウンロードできる時代になったということです。